毎年見学会を開催している長竹遺跡ですが、今回は、赤い焼土を敷き詰めた住居跡を中心に見学していただきました。当日はあいにくの雨模様にもかかわらず、239人もの方にお出でいただきました。
調査中の宮東遺跡とともに、周辺の社寺や館跡など中・近世の大越の河岸をご案内しました。予報よりも一段と蒸し暑い日となりましたが、参加者の方は熱心に見学されていました。
小林八束1遺跡は縄文時代から近世の複合遺跡ですが、今回は古墳時代前期の墳丘の残る方形周溝墓を中心にご案内しました。猛暑のため開始を1時間繰り上げ、午前中だけの見学会としましたが、365名もの方にお越しいただきました。
恒例の「夏休み子ども発掘体験教室」です。 今回は古墳時代前期の住居跡で体験発掘を行いました。猛暑のため午前中のみ2日間、遮光ネットの下で発掘したり、土器洗いをしたりしました。
槙野地北遺跡の調査では縄文時代および古墳~奈良時代の集落跡が見つかりましたが、特に、縄文時代前期の貝塚と古墳時代前期の大型住居跡は注目されます。見学会当日は好天に恵まれ、147名の方にご覧いただきました。
大木戸遺跡ではこれまで16次にわたる調査を行っていますが、遺跡見学会は久しぶりです。今回は谷部分主体の調査で、縄文時代後期の集落跡と大宮台地に特有な「硬砂(かたすな)」層を中心にご案内しました。小春日和の中、340名もの方にお越しいただきました。
両遺跡は日光街道沿いの宿場として栄えた栗橋宿に関連する遺跡で、当事業団としては数少ない江戸時代の発掘調査です。街道沿いの細長い調査区のため1km以上も歩いていただきましたが、いつもの見学会とは一味違う遺構や遺物をご覧いただきました。参加者人数も、今年最大の430名でした。
本遺跡の見学会は、昨年11月に次いで本年度2回目となります。今回は、複数発見された古墳時代前期の大型住居跡や、カマドをもたない古墳時代後期の住居跡など、古墳時代の成果を中心にご案内しました。残念ながら天候に恵まれず、終日小雨交じりの寒い一日でしたが、それでも100名近くの方が参加し、熱心に見学されました。